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「給料3ヶ月分の指輪」のナゾ

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結婚指輪|ポンテヴェキオ

こういうプロポーズに使用する婚約指輪は「ダイヤモンド」とか「給料の3ヶ月分」っていうのが定番だったけど、これって海外の宝石メーカーが仕掛けた販売戦略だったりするんですよね。ダイヤモンドには「永遠の愛」みたいな石言葉があるので、なんとなく結婚っていうイベントに相応しいなというのが解るんですが、3ヶ月分はどっからひねりだしてきたのかまったくわかりませんし。

そんな風習というか定番が廃れた今となっては、普通にダイヤモンド以外の指輪がたくさんリリースされてるし、予算もピンキリになってます。それでも、ダイヤのリングが
今も一番種類が多いですし、どうやって流行らせたかは不明ですが「給料の3ヶ月分のリング」はホントに婚約指輪の目安とされるくらいに普及してました。今でもこのキャッチコピーを憶えてる人は多いでしょうし、実際指輪を買う時の参考にしてる人、した人は少なく無いと思います。

そう考えると、ブームとか習慣ってホントに「流行らせたもの勝ち」だなと切に感じます。こういうブームに乗せられやすい国民性や現代人を嘆く人も少なくないですが、昔からある習慣の七五三ですら、呉服屋さんと飴屋さんの連係プレーで流行らせたと聞きますし、最近は有名になってきましたが、土用の鰻も平賀源内の仕業という説が有力ですし。バレンタインデーあたりは製菓業界と伊勢丹が頑張って流行らせたとか。

昔から「新しい物好き」っていう点はあんまり変わってなかったりします。ただ、今は本当に価値観とかが多様化してるので、昔ほど「流行らせる」ってことがカンタンじゃなくなってるような気がします。「流行ってることにする」のと「実際に定着する」のは大分違いますし、長期的に流行を続けされることはホントに困難です。去年なんとか
広めようという動きがあった「イースター」はあの体たらくですし、あれだけ流行った
「白いたい焼き」は、もはやフエラムネ程度の知名度ですし。