桜が楽しみでしょうがない
段々暖かくなってきて「いやあ、もう春だなあ」と毎日桜の木を眺めているけど全く春が来ていない。完全に枝。丸裸の枝。「え?これで間に合うの?桜」っていうくらい裸の枝ばかり。「開花は4月」って調べたから知ってるんだけど。心が早ってる。早く花見がしたいと。
花見って言ったら夜だよね。
昼に花見をするつもりであれば言っておきたい。夜にしとけと。昼に花見なんてもったいない。多分それ、花見という口実のビアガーデンみたいなもんだ。花見は夜にこそやって然るべしイベントであると。
今年も「さくらソング」出んのかな。。。
昼の桜は思い出写真用
昼の桜はなんのために咲いているかって言ったら、思い出写真用です。春って言ったら別れと出会いの季節。卒業。入学。入社。親友と握手を交わしたり、親元を離れて上京したり、恋人と涙を流し合ったり、割とすぐに次の彼女作ったり。色んな別れと出会いが芽吹くシーズン。思い出の1ページを華々しく演出してやろうってんで、桜ってのは一生懸命咲いてくれてるんです。健気なやつです。
夜の桜はお花見用
そして鑑賞を楽しむなら俄然、夜桜だと。理由はお酒が飲めるから。っていうわけではない。休日なら昼から飲めるし。本当の理由は、コントラスト。夜桜ってコントラストが最高なんだな。
こんなん反則だよ。。
樹木を引き立てるのは空
想像してみてほしい。桜の花びら。ピンク色をグラスに注いで水割にしたような淡いカラー。白ともピンクともつかぬ中間管理職。例えがひどくて全く伝わってこないかもしれないけど、みなさんの頭の中にあの美しい花弁がイメージされていることと思う。その桜色の背景に夜空という漆黒のグリーンバックを思い浮かべてみてほしい。更に無茶苦茶な例えで申し訳ない限りだけれど。
このコントラストが桜を引き立ててるというワケだ。ついでに言うと紅葉の美しさもコントラストに秘密があると思っている。空の青が紅葉の赤を引き立てるということ。こっちは昼の青空の方が相性がよさそうだけど。んま、青空の桜が悪いわけじゃないけれど、夜桜の美しさには太刀打ちできないってことですわ。
夜桜にはロマンがある
夜桜街コンもあるみたいだけど、恋に落ちる確率だって夜桜が圧倒的点差で勝利するはず。もういっそのこと「吊り橋効果」か「夜桜効果」かっていうくらい、心理テクニック本で大々的に紹介してもよろしい。つまり確実に落としたい相手がいたら「吊り橋を渡った先にいいお花見スポットがあるんだよ」とでも誘えば完璧ということになる。ぜひ試してほしい。
「夜桜」もういっそ漢字だけ鑑賞しても美しい。「夜桜」。これだけでいいような気もしてきた。本物の桜を見なくても「夜桜」っていう漢字を見ているだけで「夜桜」を見たような気になってきた。「昼桜」だと、なんかねえ。ぐでっとしているというか。昨日揚げた天ぷらみたいな。なんか澄んだ気持ちにはならないよね。「夜桜」。ああ。凛とする。気持ちがいいよね。「夜桜」。
桜の話ばっかり
多分桜が咲くまで随分桜のことばっか書くブログになるんだろうなあ。横峯さくらとか。バレンタインとかハロウィンとかもそんな感じだった気がする。一番は年末かな。「早く冬休みになれ~」ってそんなことばっかり思ってたから。
だから早く桜咲け~。