先日、なんとなく「ちょっと普段と違う場所に行きたいなあ」と思い立って、静岡県の掛川を訪ねた。東京から新幹線でちょうどほどよい距離で、気負わずぶらり旅をするにはちょうどよかった。
街に着くと、まず目に飛び込んできたのは城壁の白壁と落ち着いた町並み。歩いてすぐのところにある掛川城は、1994年に木造で復元されたお城。天守閣から見下ろす街の景色も思っていた以上にのどかで、城下町の空気に心がほっと緩む。歴史が好きな人なら、江戸期の雰囲気にじんわり浸かるにはぴったりだと思う。
その後、少し足を伸ばして訪れたのは、鳥や花々に囲まれたテーマパーク。色とりどりの植物に囲まれながら、インコやペンギン、フクロウなど多彩な鳥たちと触れ合える――そんな場所。大きな温室の中は天気に左右されず快適で、ふと時間を忘れてのんびりできるのが魅力だった。鳥たちのショーや、手乗りインコとのふれあいなど、普段はなかなか味わえない体験ができて、思わず笑顔になった。
旅の醍醐味のひとつとして、地元の“お茶文化”にもふれてみた。掛川は深蒸し茶で知られるお茶どころで、緑あふれる茶畑が広がっている。畑の風景を眺めながら歩いたり、地元のお茶を味わったりするだけで、なんだか心が落ち着いた。お茶の香りや、ほんのりとしたほろ苦さに、旅の疲れもすっと和らいだ気がする。
あと、気ままな散歩の途中にふらっと入った定食屋さんで食べた地元の料理もおいしかった。どこか素朴で、だけどどこか安らぐ味がして――旅先でのごはんって、やっぱりいい。地元の人が普段使いするようなお店に入ると、その街の暮らしの雰囲気を少しだけ借りられるような気がする。
そんな感じで、掛川では「古いもの」「自然」「日常」のバランスがちょうどよくて、散歩するたびに新しい発見があった。
で……ちょっと余談になるけれど、自分は昔バイクに乗っていた時期があって、あの頃よく感じたのは「乗らなくなったら、どうしよう」ってこと。今回のように外をふらっと旅したあと、ふと思い出してしまう。
最近は「バイク買取」の自動査定サービスがあって、手放すか迷っているバイクも、スマホやパソコンで年式や走行距離など入力すれば、ざっくり買取価格の目安が出るらしい。昔なら、店頭まで足を運ばないと査定は難しかったけど、今は自宅で気軽にできる。
もし今乗っているバイクが「もう乗らないかな」と思っているなら、今回みたいに旅の気分で、ふと思い立ったときに査定を試してみるのもありだと思う。思いがけず、いい結果になるかもしれないし。
掛川ののんびり旅で、自然と歴史とごはんと……そしてちょっとした人生の選択についても考えさせられた。そんな気ままな休日だった。