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羽生選手に感動したことを批判する人はスラムダンク読んでも感動しないの?

トピック「羽生」について

感動したとも言えないこんな世の中じゃ

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色々取り沙汰されてるし、思うところも色々でいいと思うし、

専門家とかが「あれは危険だった。棄権すべきだった(ギャグじゃないですよ)」

って言ってるのは別にいいと思う。

危険なチャレンジを前例や流行にさせないために

「慎重な選択ができてこそプロ」だという意見は挙げなければならないと思う。

ただあの演技を見ていた人たちは単純に感動していたわけではない。

誰だって「おいおい羽生大丈夫かよ」「フラフラじゃん」

「辞退した方がいいんじゃないの?」「まだこの先があるんだから」

って不安になって見ていたに決まってる。

それでも、フラフラでリンクに立って、何度もコケて、

いつもみたいにビシッと決められない、羽生選手の姿は感動的だった。

アスリートが自分の体を大事にしなくちゃいけないのは自覚してるし

無様な演技を晒しちゃいけないってプレッシャーは誰よりもある。

ましてや彼はオリンピックチャンピオンだし。

そんなリスクをいくつも押して羽生は出場した。

 

なんであの事態で出場したのか?

個人的な見解だけど、羽生選手が表現者だったからじゃないか。

採点競技に臨むようなコンディションではないのは重々承知していたはず。

それでもあのリンクに立つという情熱が彼の瞳には燃えていたと思う。

 

まあもうちょっと冷めた意見を言えば、「10代なんだなあ」とも思ったけどね。

あれは「若さ」だとも言えると思うよ。だから感動したんでしょ。

若さと情熱が傾けられている姿なんて恰好の題材じゃん。

日本中の女性がハートマークいっぱいになってたよ。

そういう意味でも「さすが羽生くん」とは思った、本当。

 

でもあの演技を見て感動するなとか、そんな理不尽な意見はどうかしてる。

感動は消費者のもの。リスクは選手や団体側のもの。

今後はああいう事故や強行出場を防止するように

そちら側でしっかりやって下さいね、ということではないだろうか。

そうじゃなければPTAがスラムダンクに抗議する世の中になるぞ。

 


Yahoo!ニュース - 羽生5カ所負傷 NHK杯絶望的(2014年11月11日(火)掲載)