二次会という魔法の言葉
社交性は無い方だけど無いなりに努力はしているつもりだ(無いなりにというのがポイントなのだ)。事前に話題を用意したり、積極的に声をかけに行ったり、多少自己開示する覚悟をしたり、まあ色々な手段でなんとか社交ダンスしてる。一つずつでも、少しずつでも克服していこうという気概が人生には必要なのだ。
でも二次会はニガテ
すぐに発言を覆してしまうけど二次会だけはどうにもニガテだ。これはもう克服とかじゃない。性格だからしょうがない。性格っていうのはアイデンティティに関わるものだから二次会が好きで好きで仕方ない私なんてもはや私じゃない。二次会が嫌いな星のもとに生まれたんだから、二次会が嫌いな星の大地に墓を掘る。自然なことだ。二次会を好きにならなくちゃいけない必然性なんて存在しないんだ。
二次会がニガテな理由
ニガテなあまりワケの分からないことをのたまってしまったけど、ニガテなりにニガテな理由を考えてみようと思う(ニガテなりにというのがポイントなのだ)。ニガテな理由が明らかになれば、克服する方法も見つかりそうな気がするじゃないか。見ろ。なんて前向きなんだ。少しずつでも克服していこうという気概が人生には必要なのだ(コピペ)。
二次会イェーッ!
一次会で燃え尽きているから
山に例えるなら「一次会が登山で二次会が下山」みたいなものだ。登山家の話によれば、下山は登山よりも危険が高まるらしい。登るときに保っていた緊張感が、登り切ったことによって切れてしまうことが原因らしい。一次会で使い切ってしまった社交力を、二次会で維持することは難しい。これが第一の理由。
自由度が上がるから
一次会である程度飲むと二次会は割とフリーダム。話が深まったり、お席の移動も各自、みたいな気楽さが生まれたりする。このフリーダムがニガテだ。ルールでがちがちに縛り上げてほしいくらいのルール好き人間は「ご自由に」とか「お好きな量」とか困ってしまうのだ。「30分以内に」とか「100gまで」とか、ルールで決めてほしいんだ!これが第二の理由(?)。
切り上げるタイミングが難しいから
前述のように二次会というのは酒も回っているしルールも曖昧だからダラダラ続いてしまうもの。このダラダラ感がニガテだ。終わりの見えない残業。ゴールを決めないマラソン。終了時刻のない二次会。。。誰がやりたいと思うだろうか。「じゃあ私はこの辺で。。」なんて切り出そうものなら「帰るだと?」と理不尽な問答が始まる。二次会は魔物だ。
ブーケトス。この後、レシーブ、アタックと続く。
難易度が高い?ボス二次会とは
特に結婚式の二次会は難敵だ。ラスボスとまではいかないにせよ、バラモスくらいには手ごわいと思う。身だしなみからして難解なのだ。黒スーツに白ネクタイでいいじゃないか。なんだ。スカーフとか。折り方すら分からない。「鶴」だって折れないんだから。
ていうかスカーフって何をするためのものなんだ。ポケットからしゅっと出すためのものなのか?首に巻いちゃいかんのか?手は拭いちゃいかんのか?「オシャレに用途はいらないんだよ」だって?用途のないものなんかこの世にはないはずだ!それからカジュアルだとか、ラグジュアリーだとか、フォーマルだとか、もうわけが分かんないのだ!黒スーツに白ネクタイじゃいかんのんか!
タキシード | 二次会ドレス専門店 THE DRESS SHOP
でも心の奥底で、こっそりと、ほんのりと、しっとりと、蝶ネクタイへ憧れを忍ばせていたりする。。昔は蝶ネクタイってお笑い芸人のイメージなのか「ひょうきんな人」に見えて仕方なかったのだけれど、歳を取ったら蝶ネクタイがカッコいいものに見えてきた。歳だなあ。
蝶ネクタイでおしゃれしたいとは言えど、会社に蝶ネクタイして出勤するわけにもいかない。不真面目だと怒られてしまう。それに原宿以外で蝶ネクタイして歩いているやつなんかいたら、表参道以外の街だったらまず変態扱いだ。(たぶん許されるのは渋谷くらいだ)。蝶ネクタイでおしゃれを楽しみたかったら、やっぱり二次会がうってつけの場所なのかもしれない。いや、渋谷に行けばいいんだけどね。
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カタチから入る
何事もカタチから入るタチなので蝶ネクタイを試してみようと思う。ジョギングがしたかったらウェアから、音楽がやりたかったらMacbookから、二次会がやりたかったら蝶ネクタイから。先に恰好を準備しちゃうっていうのは、結構大事だと思う。
原宿辺りで買ってくるか。蝶ネクタイ。そして二次会をやるために一次会の開催でも企画しよう。そして二次会を克服するのだ。色々本末転倒してるなあ。