昔世話になった人がしていた話
あなたならどちらを選ぶ? 悩むこと間違いなしの「究極の選択」10:らばQ
20歳前後のぺーぺーだった頃の話だけど、「一万円のフルコースと、千円のランチ10食分だったらどっちを選ぶ?」と聞かれた。若い頃は金がない。「千円のランチ10回っすね」と答えた。
そしたら、
「若い」
「千円のランチは所詮は千円」
「俺ならフルコースを取る」
などと畳みかけられた。そうは言われても「千円の方がコスパいいだろ」くらいにしか考えていなかった。
今だったら「一万円のフルコース」を選ぶ。お金の考え方が変わった部分もあるけど、「千円のランチは食べに行くよりも作る方が楽しい」という考えもある。その味を目指して工夫したり、こだわったり。でも一万円となるとこれはもうプロの領域。お金を出さないと得られないのだ。
やっぱり本当に美味しいものはちゃんとお金を払って食べようと。そういう考えになってきた。カップラーメンも高級中華も全部「うまい!」で片づけてたけど、本当に美味しいものは「……うまいっ…!」くらいちゃんと味わおうと思うんだ。これから。
ランチの日本代表エース、ラーメン。
それから最近、グルメカタログが楽しい。うっきうきする。例えば「A5和牛ステーキ用300g5,000円」。もしこれがスーパーに並んでいても買えないと思う。普段スーパーの会計なんてあれこれ買い込んでも2~3,000円くらいしか行かない。そこへいきなり5,000円の課金はできないと思う。
美味リクエスト便|カタログギフトの通販|大丸松坂屋オンラインショッピング
でも同じものがカタログに載っていたら。もうすごい。射幸心が(さっきから使い方間違ってるかもしれないけど)。どれでも選び放題。「ステーキ用もいいけど、すき焼き用もいいな。あっ、蟹もありか。蟹鍋か。蟹鍋最高ぅぅぅぉぉぉおおおおおおおおおおお」なんてテンションがフィーバー状態になってしまう。なにせ財布が全く痛まない。
ついこの間とあるグルメカタログが届いて、生まれて初めて「雲丹の瓶詰」を手に入れました。これがうまい。うにって寿司でしか食べたことなかった。あとお煎餅。これからはいつでも白ご飯にうにを乗っけて食べられるという幸せ。幸せすぎてごくごく少量ずつ食べている。やっぱり依然貧乏性だなあ。
美味しいものが食べたい!
そんなわけで、だんだんグルメになりたいと思います。食材にもこだわっていきたい。この時代特にね。お肉は国内産。原産国と成分表示も要確認。お野菜は作った人の顔が見えるようなものを買う。
食べられることの喜びをもう少し丁寧に噛みしめたいと。
割と真面目なところに落ち着きました。