http://h7deand5eek.hatenablog.com/entry/2015/03/12/183024

デート中の気まずい瞬間

例えば飲食店で食べ終わってレジへ向かうとき「どっちが伝票を持つのか」という刹那の気まずい瞬間がある。

僕は店で割り勘をするという行為がすきではない。手間取るだけだし、はたから見てダサいのだ。

だから、店ごとに支払う人を変えるという暗黙のルールが出来上がる。いわば、結果的に割り勘ではあるけど、金額としては適当ということになる。

つまりは2人が支払う金額に差が生まれてしまうこともある。「さっき払ったから次は払ってくれるだろう」とか「映画の代金払ったから2連続で払ってもらわなければさすがに金額が違いすぎる」とかみみっちい攻防戦が始まる可能性が、いや、実際に始まってしまうのだ。

もっとも、僕がそもそも男らしく「デートは男が支払うものだ」なんて考えをもっていないことがこんなみみっちさを生む原因かもしれない。デートは多少男が多く支払ったとしても、基本的には割り勘がいいのだ。

付き合う前なら分かる。男が多く支払いたくもなる。しかし付き合い始めるともう対等だろう。いつまでも男が多く支払っていたら、金欠の時には会えないということになる。「金欠だから次会えるのは給料日後ね」とでも言うのか。

あるいは、無理して支払い続けていざ結婚となったときに、「きみとのデートにお金を使いすぎたから貯金なんてないよ」と開き直るのか。

結局付き合い始めたら支払いはおおむね割り勘と決めておくのが妥当だと思う。よほどの大企業に勤めて毎月有り余るくらいの給料をもらっているのなら別だが。

こんな僕は根っからみみっちいのか。いや、これが現代の草食系男子なのだ。つまり、僕は普通なのだ。