http://h7deand5eek.hatenablog.com/entry/2015/03/12/183024

「どこでもドア」が完成したら終わる産業



東京の世田谷に新築一戸建てを建てると数千万掛かる。

これは、単純に
世田谷の土地にそれだけ価値がある
点が一番の理由。田舎の更地みたいな
場所に建てるなら、もっともっと
安くなる。世の中のお約束。

で、ドラえもんの有名ひみつ道具
筆頭こと「どこでもドア」の話に
シフトするけど、もしこのどこでもドアが
完成したら土地の値段が均一化するなぁって
常々思ってる。場所的な価値ってものに
あんまり差が無くなるので。

加えて、既存の移動手段も
限りなく不要になるから
自動車、バイク、自転車などの産業も
遅かれ早かれする。いずれも
移動手段から趣味程度のものになる。
空間を捻じ曲げられる移動手段に
勝てるものは存在しない。

おまけに、物を運ぶのに労力がほとんど
必要無くなるから、物流業界も一気に
衰退する。陸路や空路より優れたものが
登場してしまえば、トラッカーや
パイロットの存在意義も無くなる。

パッと思いつくのはこの辺だけど、
これだけでも路頭に迷う人が
数十万単位で発生するだろうなと
よくわかる。容易に想像できる。

なので、どこでもドアっていう
画期的なものが完成した暁には、
世界がひっくり返るくらい環境が
変化する。もちろん新技術によって
衰退する産業もあれば、新しく生まれ出る
仕事もあるんだろうけど、既存の業界に
与えるダメージがあまりにも
デカすぎるので、もし完成しても
一般的に出回ることは無いと思う。

いくら画期的と言っても、
損益のほうがデカければ
取り入れようとする人は居ないので。