中古車選び、購入のポイント
コロナ禍の影響で富裕層の消費が増えているとよく耳にします。
中でも高級車の売れ行きが好調と言われており、8万ドル以上の車は前年比の2倍に、10万ドル以上の車は63%増だという発表もあります。
参考:コロナ禍で、なぜ「高級スポーツカー」が売れているのか|ITmedia ビジネスオンライ
同じく中古の高級輸入車の売れ行きも上がっていますが中古車だけに、情報が不足していて不透明なところが多いですよね。
特に最近ではネットでの販売も多く、見た目はきれいなのに
- タイヤがすでに交換時期
- ブレーキパッドが減っている
- 細かい傷が多い
etc……
そこで、高級輸入車に限らずですが、中古車を購入しようと検討している方へ、購入ポイントをまとめてみました。
実物を見に行く
車内のニオイや色や細かい傷などは、画像では確認することができません。
購入してからトラブルに発展しないよう自分の目で確かめるべきです。
中古車といえども、何百万もする高級車なら決して安い買い物ではありません。
新車と違って中古車は客観的な基準がないので、販売スタッフの話だけをうのみにすることはできません。
基本的に説明不足はやむをえないことだといえるでしょう。
ですから、こちらからたくさん質問を用意し、販売スタッフとコミュニケーションを取ることがとても大事になります。
見るべきポイント
実際に車を前にすると、欲しいという気持ちが先行し、悪いところに目がいかないこともしばしば。意外と見落としがちなところですが次のポイントを必ずチェックしましょう。
ルーフ(屋根)
屋根は塗装の劣化が一番おこりやすい箇所だと言えます。
始終直射日光が当たる場所ですが、見えにくい場所でもあります。
脚立を用意してもらって、塗装の剥がれや角度を変えてみることでクリアの剥離などを確認しましょう。
タイヤ
タイヤは、見落としがちですが、中古車トラブルでとても多い箇所になります。
タイヤ自体の値段は大したことは無いかもしれませんが、タイヤの交換時期に来ている車体を売るような店には注意が必要です。摩耗状態だけでなく製造年も確認してください。
安全性をないがしろにしている可能性があるので、他のチェック部分も厳しくしていきましょう。
ガラス
ボディーまわりに気を取られ、つい見逃しがちなのがフロントやサイド、バックのガラス面です。飛び石による割れがある場合、前オーナーがスピード狂である可能性が高くなります。さらに、小さな割れをリペアな補修している場合もあるので、じっくりと確認することが大切です。角度を変えてみると、滑らかな表面に違和感があるのが見つかるかもしれません。販売スタッフにもたずねますが、自分でもチェックしたほうがよいでしょう。その際、ワイパーも上げその下部もしっかりと。
エンジンルーム
その他にはもちろんエンジンルームのチェックは欠かせません。
パッと見て判断するには、エンジンルームがきれいに清掃されているか否かです。
汚れている場合、整備が不十分である可能性が高いです。
車内や改装の汚れは、天候や試乗などのタイミングで汚れていることはありますが、エンジンルームだけはきれいでないとおかしいです。
正しい中古車ショップ選び
中古車を購入する際には、実績のあるショップや、販売だけじゃなく、整備環境の整っているショップを選ぶようにしましょう。
ポルシェやフェラーリなどの高級輸入車は特に絶対後悔したくない買い物です。
「運」だけを頼りに中古車探しをするのはキケン。
ネットでの見た目や安さだけにとらわれず、しっかりとスタッフが説明をしてくれて、整備が行き届いているショップでの購入をおすすめします。